外壁補修工事
ボンドカーボピンネット工法
ボンドカーボピンネット工法は、外壁タイル・モルタルのはく落を防止し、補強するシステムです。
繊維ネットと炭素繊維配合ポリマーセメント材で壁面を補強・一体化し、さらにステンレスアンカーピンで躯体に強固に固定することで、仕上げ材の剥離を防止するとともに、新規仕上げとして各種塗装はもちろんタイル貼りも可能な下地を提供します。
工法の特徴
- 新規の仕上げ材としてタイル貼りも可能です。
- 強靭なネット繊維を使用するため耐久性にすぐれています。また補強効果が大きく、施工性にもすぐれます。
- ステンレスアンカーピンを使用するので、ネットおよび既存仕上材を強固に固定します。
- プライマーに使用するI液型弾力性エポキシ樹脂(ボンドエフレックスF1)は優れた接着性を示すとともに、透湿性も有しています。また本工法で使用するポリマーセメント材(中塗り、上塗り)も透湿性を有していますので、下地から発生する水分を揮散することができます。
施工のフロー

STEP
01
下地表面処理

STEP
02
プライマー塗布

STEP
03
中塗り後VMネット貼付け

STEP
04
アンカーピン固着・ドリル穿孔

STEP
05
アンカーピン固着・樹脂注入

STEP
06
中塗り(2回目)

STEP
07
仕上げ塗り
エバーガードSG工法
エバーガードSG工法とは、特殊専用アンカーにてタイル・モルタル層を躯体に固定し、特殊繊維によって塗膜強度を高めた透明度の高いアクリル樹脂にてタイル面を被覆することで、既存タイルの意匠性を維持しながら、剥落を防止する工法です。
外壁の外観保持の観点において従来のどの工法も上回ります。既存タイルの意匠を残す外壁改修工法として、色調保持型タイル剥落防止工法エバーガードが最適です。

工法の特徴
- 変色しにくい特殊繊維入りアクリル樹脂を採用。透明樹脂によりタイルの質感を損ないません
- 雨だれなどによる汚染がしにくい自己洗浄効果のある親水性の高いトップコートを採用。
- 艶度合いの異なる3種類のトップコートを用意することで、既存タイルに近い質感を再現。
施工のフロー

STEP
01
穿孔

STEP
02
アンカー打ち込み

STEP
03
EGプライマーT塗布

STEP
04
主材エバーガードSG塗布(1層目)

STEP
05
主材エバーガードSG塗布(2層目)

STEP
06
主材エバーガードSG塗布(3層目)

STEP
07
EGトップSG塗布(1層目)

STEP
08
EGトップSG塗布(2層目)

STEP
09
完成
シーリング工事
シーリング工事とは、窓・ドアまわりの隙間やタイル目地といった外壁のつなぎ目などをつないで、埋め合わせるために、防水性(ゴム系)のシーリング材を充填する工事です。ただ単に防水という機能を持っていればよいというだけでなく、温度や湿度の変化による、建築物の伸び縮みにも柔軟に対応しなければなりません。目立たない工事ですが、建物の寿命を延ばすためには必要不可欠な工事になります。
シーリング材は年数を経ることで風雨にさらされ、劣化・硬化・亀裂などが生じ、建物を漏水から守る機能が薄れ、建物内部に水 がしみ込み始めます。そこから建物本体の劣化が加速され建物の寿命を著しく損なう結果になります。また見た目も悪くなり建物の美観を損ねてしまいます。一般的なシーリングの耐久年数が7年~10年程度といわれています。定期的に点検しシーリング箇所の打ち替え・打ち増しをして防水効果を維持する必要があります。
補修種類 | 補修方法 |
---|---|
シーリング | ポリウレタン系シーリング、変成シリコン系シーリング、ポリサルファイド系シーリングシリコーン |

施工のフロー

STEP
01
施工前

STEP
02
古い目地の除去

STEP
03
除去後の清掃

STEP
04
テープ養生

STEP
05
シーリング材の打ち直し

STEP
06
ヘラで整える

STEP
07
完成