防水工事
改質アスファルト防水 トーチ工法
ルーフィング裏面の改質アスファルトをガストーチバーナーで直接あぶり溶かし、下地に接着させる工法です。
トーチ工法は、アスファルト防水熱工法で使用するアスファルトを熔解釜で溶融させる等大がかりな設備を必要としないため、悪臭や煙がほとんど発生しません。
防水層が厚く連続しているため、施工のばらつきが少なく、工期短縮でかつ高グレードの防水層が得られます。
しかし施工場所に可燃性の物があると火災に対する注意が必要となります。

メリット
- 極めて高い防水性
- 高い耐久性
- 耐用年数が長い
- メンテナンスの回数が少なくてすむ
デメリット
- 経年劣化が起こりやすい
- 結合部分が剥がれる可能性がある
- シートに含まれる可塑剤が気化すると、硬化しやすくなる
- 長期使用で柔軟性が低下する恐れがある
施工のフロー

STEP
01
施工前

STEP
02
アルミ金物撤去

STEP
03
既存防水層立上り撤去

STEP
04
アスファルトプライマー(下地活性剤)塗布

STEP
05
改質アスファルトシートをトーチバーナーで熔着

STEP
06
保護塗料塗布

STEP
07
完成
ゴムシート防水
ゴムシート防水は、シート状に成形した合成ゴム系の防水シートを、接着剤などで下地に貼り付ける防水工法です。
コスト面で比較的安価であり、伸縮性のあるシートを使うため、建物の構造を選ばず手軽にでき、短工期で済む工法です。また軽量であるのも大きな特徴で、上に保護層を塗れば軽歩行も可能です。木造の屋上やベランダなどの変動が大きい建物に適した防水と言えます。
約10~15年という比較的長い耐久年数を持っていますが、シート自体が薄いため衝撃に弱いなど、接合部分の接着剤の耐用年数を考慮する必要があります。

メリット
- 軽量で伸縮性が高く、扱いやすい
- 温度変化に強く、耐久性・耐用年数が長い
- 短工期・低コストで導入可能
デメリット
- シートが薄く、鳥害や衝撃に弱い
- 接着剤の性能や耐用年数に注意が必要
- 接着剤や素材に含まれる化学物質によるシックハウスのリスクがある
塩ビシート防水
塩ビシート防水工事とは、塩化ビニール樹脂で作られた防水シートを接着剤などで下地に貼り付ける工法です。
ガラス不織布またはガラスクロスを中間層に積層した構造により寸法安定性があります。また複雑な形状や狭小な場所でもシート同士を熱風で溶かして一体化できます。また施工性に優れており、既存の下地があっても、下地調整がほとんど必要ありません。
使用するシートは工場で生産されるために、その品質は安定していて、美しい仕上がりが望めます。衝撃や磨耗に強く長期間優れた耐久性を誇ります。
接着剤などで下地に張り付ける密着工法と、ディスク板などで部分固定していく機械固定工法とがあります。

メリット
- 紫外線・熱・オゾンに強く、鳥害にも耐える高い耐久性
- 高い伸縮性と耐摩耗性で、さまざまな条件に対応可能
- 下地の撤去が不要で、改修工事に最適
- 工期が短くコストも抑えられ、カラーバリエーションも豊富
デメリット
- 接着には平らな下地が必要
- 結合部分が剥がれる可能性がある
- シートに含まれる可塑剤が気化すると、硬化しやすくなる
- 長期使用で柔軟性が低下する恐れがある
ウレタン防水
ウレタン防水とは、ポリイソシアネートを主成分とする主剤と、ポリオールを主成分とする硬化剤を、撹拌して塗膜する防水法です。
下地に塗るだけで防水層を形成し、別素材の旧防水層があってもその上から施工できます。またウレタンは不定形材料のため、形状が一定でない(床、バルコニー、観覧席等)場所や障害物がある場所に適しています。
安価で、短工期に施工ができます。ただし塗膜の耐久性が低いため、定期的にトップコートの塗り替えをすることにより紫外線劣化にも長期間耐久性を保ちます。
メリット
- 施工が簡単で、工期が短い
- 低コストで経済的
- 既存の防水層の上から塗布でき、場所を選ばず改修にも適している
デメリット
- 経年劣化が起こりやすい
- ひび割れ(亀裂)に弱い
施工のフロー

STEP
01
施工前

STEP
02
既存防水層通気穴あけ

STEP
03
ケレン、清掃

STEP
04
プライマ―塗布

STEP
05
通気緩衝シート張り

STEP
06
ジョイント処理

STEP
07
ウレタン防水1層目

STEP
08
ウレタン防水材2層目

STEP
09
トップコート塗布

STEP
10
完成
FRP防水
FRP防水とは、ガラス繊維にポリエステル樹脂を含ませて強化した防水膜(FRP=繊維強化プラスチックス)を下地に塗布・硬化させることで積層強化されたFRPの被覆防水層を形成する工法です。
防水工事の中でも軽量かつ強靭で、非常に優れた耐水性・耐食性(薬品に強い)を持っています。硬い材質で傷がつきにくく、重歩行や車両走行にも耐えられます。また耐候性もあり寒冷地での施工も問題ありません。
工期は一日か二日で完了します。ただし施工中に臭気が周囲に広がるともあるので、臭気対策が必要です。
メリット
- 強靭で高い耐久性を持つ
- 重歩行や車両の走行にも対応可能
- 優れた防水性があり、剥離のリスクが少ない
- 複雑な形状にも対応できる柔軟性
デメリット
- 伸縮性が低く、地震などでひび割れが生じる恐れがある
- 施工時(硬化中)に化学物質が発生し、臭気対策が必要
施工のフロー

STEP
01
施工前

STEP
02
下地処理

STEP
03
プライマー塗布

STEP
04
ガラスマット+ポリエステル樹脂塗布

STEP
05
ガラスマット脱泡作業

STEP
06
ポリエステル樹脂中塗り

STEP
07
トップコート塗布

STEP
08
完成


